控えめに言って最高! が率直な感想のハワイ旅行を総括します。ANAフライングホヌの往路ビジネスクラスで始まりロイヤルハワイアンとモアナサーフライダーで驚愕のアップグレードを体験、復路ファーストクラスで締め括る充実した7泊9日。クリスマス時期に訪れたのも20年ぶりのハワイ訪問の良い思い出となりました。
費用を総括:名目ベースで約500万円も実額は約50万円
燃油サーチャージとリゾートフィーは想像以上の負担
今回の旅行費用を棚卸してみたところ、2名分の総費用は約49万円(1名あたり約24.5万円)でした。内訳は以下になります(全て2名分、ドル払いは1ドル=145円で計算)。
- 飛行機(往路 :ANAビジネスクラス/復路:ANAファーストクラス)
101,220円 ※燃油サーチャージ等の諸費用、別途197,000マイル - ホテル①(ロイヤルハワイアン マイラニオーシャンコーナー2泊)
14,370円 ※リゾートフィー49.55ドル×2、別途125,000ポイント - ホテル②(モアナサーフライダー タワープレミアオーシャンスイート5泊)
35,924円 ※リゾートフィー49.55ドル×5、別途296,000ポイント - ESTA(公式HPから直接申請)
6,090円 ※21ドル/人 - 空港までの往復交通費(往復ともにハナタクシー利用)
10,629円 ※片道35ドル+クレカ決済手数料 - 事前申込の観光①(オアフ島観光1日貸切チャーター)
47,475円 ※BUYMAで申込、日本円決済 - 事前申込の観光②(サンセットセーリング)
22,910円 ※79ドル/人、Veltraで申込 - 事前申込の観光③(ロイヤルハワイアンのビーチパラソル)
11,310円 ※78ドル/日、ロイヤルハワイアン公式のリンクで申込 - 事前申込の観光④(ダイヤモンドヘッド入場料)
1,634円 ※5ドル/人+決済手数料 - 現地でのカード払い(飲食、交通費、観光、買い物等)
224,750円 ※1,550ドル、現地では基本カード払い - 現地でのキャッシュ払い(飲食、交通費、観光、チップ等)
14,500円 ※100ドル、両替分を使い切り
ロイヤルハワイアンとモアナサーフライダーの宿泊記は下記を参照ください。
マイル&ポイント効果は絶大、400万円以上の価値を獲得
ちなみに、1年後の同日に同じ飛行機、同じホテル&同じ部屋に宿泊したらどうなるか検索してみたところ、飛行機のマイル利用(特典航空券)と、ホテルのマリオットポイント(ポイント宿泊)の効果が絶大でした。
- 飛行機(往路 :ANAビジネスクラス/復路:ANAファーストクラス)
2,936,020円 ※燃油サーチャージ等の諸費用を含む2名分 - ホテル①(ロイヤルハワイアン マイラニオーシャンコーナー2泊)
304,935円 ※2,103ドル、リゾートフィー・諸税含む - ホテル②(モアナサーフライダー タワープレミアオーシャンスイート5泊)
1,364,305円 ※9,409ドル、リゾートフィー・諸税含む
ちなみに、飛行機は往路のビジネスが約104万円(2名)、復路のファーストが約190万円(2名)。飛行機+ホテルの実額合計、約460万円に対して実際に支払ったのは燃油サーチャージやリゾートフィーの約15万円ほど。マイルとポイントで445万円の価値が得られた計算になります。
ということは、あれこれ再計算すると、実額ベースでの総費用が約50万円、名目ベースでの総費用は約500万円ということに! 恐ろしや、いや、ありがたや。アップグレードなど幸運にも恵まれましたが、貯め込んだマイルとポイントをここぞとばかりに注ぎこんだ作戦は結果オーライでした。
往路と復路の搭乗記は以下を参照ください。
今回の旅行で実感した現地のTips
ハワイのクリスマスは要注意
ハワイに限らず米国系領土はたいてい同じですが、12月25日のハワイ観光は要注意です。クリスマスは家族と過ごす日ということで、飲食店やお店が軒並み休日となります。ワイキキビーチ周辺など観光客で賑わう繁華街ど真ん中であれば通常通り営業してますが(但し、有名店であっても営業はするが変則営業時間というケースも多い)、中心部を離れるとまず休みになります。特に注意なのは観光スポットです。ダイヤモンドヘッドばかりか、アラモアナショッピングセンターでさえ休館日となります。12月25日が滞在日に含まれる場合はホテルでゆっくり過ごす、ビーチで終日遊ぶ、などの作戦が必要です。尚、12月26日からは通常通りの営業となります。
貸切チャーターでのオアフ島一周は下記を参照ください。
クレジットカードやエアライン特典で乗れる無料バスは使い勝手良し
ANA便利用者、JCBカード保持者(提携カード含む)であれば、ワイキキビーチからアラモアナショッピングセンターまでのバスが無料で利用できます。歩いて行けないこともないですが30分は歩きます。Uberやタクシーでも良いのですが、片道10ドルくらいかかるので、何度か行くなら無料バスはとても使い勝手が良いです。
ANA便利用者:ANA Express Bus
- ワイキキのDFS横から1時間に2本ほど運航の専用バスを利用可
- アラモアナショッピングセンターまで直通(往復ともに)
- 乗車時にパスを提示(事前にアプリでパスの取得要)
JCBカード保持者:ワイキキトロリーのピンクライン
- ピンクラインの便数に応じる、通常客と同様に利用
- ピンクラインの停留所での乗降可
- 乗車時にカードを提示
両方使えるなら、ANAバスをお勧めします。何といっても利用者の少なさ。何度か利用しましたが、いつ乗っても数名しか乗っておらず、直通でもあるので快適! ピンクラインは一般の利用者がとても多く、アラモアナショッピングセンターから乗る場合は数本待つこともあるようでした(便数はそれなりにある)。存じませんがJALもバス特典があるのでしょうか。
クレジットカードやエアライン特典で乗れる無料ラウンジも使い勝手良し
ワイキキ中心部とアラモアナショッピングセンターには、特定の要件を満たすと無料で利用可能なラウンジがあり、到着時や買い物時に重宝します。
ANA便利用者:ANAマハロラウンジ
- ワイキキ中心部、ワイキキショッピングセンター2階
- ドリンクサービス、荷物預かりサービス、充電器貸出、トイレなど
- 入室時にパスを提示(事前にアプリでパスの取得要)
楽天カード保持者:楽天ラウンジ(ワイキキ、アラモアナ)
- ワイキキ中心部、インターナショナルマーケットプレイス1階
- アラモアナショッピングセンター3階
- ドリンクサービス、荷物預かりサービス、充電器貸出、トイレなど
- 入室時にカードを提示
ワイキキでは午前到着便でチェックインまでの間、ソファで良いから仮眠したい、という場合に使えそうです。また、出がけでちょっと休憩したい、という場合も使えます。カフェで休憩すると、コーヒー1杯6ドル~7ドル、円安の現在は1杯1,000円超えは当たり前なので1度ならまだしも何回もカフェで休憩するのは躊躇してしまいます。
地味に嬉しいのはトイレ。海外、特に米系の公衆トイレは防犯上、ドアの下が大きく空いてるんですよね。平均的な日本人の身長なら、極端なケースでひざ下くらいから空いていることもあります。海外の方は当たり前なのかもしれませんが、逆に怖くなってしまいます。が、上記のラウンジのトイレは日本仕様、ドアは下まで降りているので落ち着いて用を足すことができます(地味ですが、重要)。
尚、楽天カードは年会費無料のカードでOKです。
チップは地味に効いてくる、予め予算化を
米国領を訪問するのはコロナ前の2018年以来でした。チップはある程度覚悟していたのですが、レストランの標準(レシートに示される推奨額、つまりは相場)が18%、20%になっており、以前の15%で十分、の感覚からするとチップも値上がりしてるのか、と痛感しました。一度ならいいのですが、何度も食事しているとボディーブローのように効いてきます。円安もあり、ちょっと良さげなところでディナーして300ドルちょい、とかなると20%のチップで1万円になってしまいます。日本での外食に慣れているとちょっと信じられない額、予め見越しておくことが必要です。
ちなみに、飲食店でチップが必要なのは、サーブしてくれるケースのみ。テイクアウト(レストランであっても)にチップは必要ありません。クレジットカードリーダーの画面や伝票にはしっかりとチップ額やチップ書き込み欄が出てきますが無視して構いません。
20年間のワイキキと変わったもの変わらなかったもの
ハワイを訪問したのは実に20年ぶり。最も驚いたのは、インターナショナルマーケットプレイスが今風&綺麗になっていたことです。昔はジャングルみたいな作りで東南アジア風の怪しい&チープな出店でごった返すようなショッピングセンターの記憶がありましたが、、、。また、「DFS」が廃れていて(建物は綺麗ですが)活気が全くなくなっていたのも驚きでした。昔のDFSと言えば観光買物の定番、というくらい(日本)人がわんさか押し寄せていた記憶があるのですが、、、。
一方、雰囲気、街並みは20年経っても変わらないなと思いました。アウラニなどの郊外に変化はあったのでしょうが、ワイキキビーチフロントのホテルは変わらず、インターネット環境や電子マネーなど技術の変化はあってもゆるりとした雰囲気、全ての人にとっての楽園的環境はハワイだなと思いました。
そう、ハワイの良いところは「万人受け」することろにあるのだと改めて実感しました。カップル、家族旅行、一人旅、新婚旅行、初めての海外、リピーター、子供、学生、大人、シニア、マリンスポーツ、観光、ホテルライフ、ビーチ遊び、離島めぐり、などなど、誰にとっても、何人出来ても、どのような目的でも、何回来ても、満足かつ楽しく過ごせる環境はハワイならではだと思いました。
数年後にまた訪問したいと思います。