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2023-12 ハワイ ⑫ モアナサーフライダー タワープレミアオーシャンスイート宿泊記(96シリーズ)

7泊9日のハワイ旅行、3日目はこれから5連泊するモアナサーフライダーへ移動&チェックイン。アサインされた部屋は「1096」。ワイキキの海とダイヤモンドヘッドを優雅に展望できるオーシャンフロントの「タワープレミアオーシャンスイート」、いわゆる96シリーズへ驚愕のアップグレードしていただきました(元の部屋はポイント宿泊最安のダイヤモンドシティ、からのスイートナイトアワード|SNA)。ハワイ旅行のメインイベントになった宿泊体験とアップグレードの裏側をご紹介します。特に記事の中盤では、タワーウィングの部屋番号と部屋カテゴリー、ベランダの柵と壁の関係などは実体験でしか知りえない情報を取り上げます。これから宿泊される方の参考になれば幸いです。

モアナサーフライダー タワープレミアオーシャンスイート ラナイ

タワープレミアオーシャンスイート 1096号室のオーシャンフロントラナイ
今回のTips
  • 絶景を独り占め、タワープレミアオーシャンスイート(96シリーズ)
  • 展望の決め手、「部屋番号末尾2桁」「ラナイの柵/壁」の関係を解明
  • マリオット チタン会員(Titanium)ならスイートルーム、ペントハウスにSNA申請可能(結果は運次第)

タワープレミアオーシャンスイートの内観

リビングルーム+寝室+大型ラナイ+セカンドラナイ+バスルーム

控えめに言って最高」この一言に尽きると思います。短パン&Tシャツのラフな服装でチェックインに臨んだせいか、軽いノリで応対してくれていたフロントの方がPCを操作してルームキーを用意してくれた途端、顔つきが変わり「マジか、、、最高のお部屋です」的な感じになりました。アサインされた部屋は「1096号室」、いわゆる96シリーズと呼ばれるタワープレミアオーシャンスイート、否が応でも期待値が上がります。

部屋に入ってまず目に飛び込んできたのは、海に突き出さんばかりの大型ラナイダイヤモンドヘッドを望むセカンドラナイ(他の部屋のメインラナイ)に続くリビングルーム。これから5日間ここで過ごせると思うとテンション上がりまくりです。続いて独立した寝室、こちらからもセカンドラナイに出られます。尚、バスルームは寝室から出入りすることが来ます(スイートのバスルームはシャワールームのみでバスタブ無しになります)。リビングルーム横には簡易キッチン(流し台程度ですが)があり、その横の冷蔵庫スペースの上に電子レンジが設置されていたのは、持ち帰りの部屋食時に何かと重宝しました。

左右前方180度にわたって景観抜群、圧倒的解放感の大型ラナイ

涼しい部屋にいながらワイキキの海を堪能できるリビングルーム

ソファ&テレビ―コーナー側からセカンドラナイに出られます

独立した寝室、このドアを入って左手にバス・トイレ・洗面所があります

寝室からもセカンドラナイに出られます

96シリーズの記念撮影

タワーウィング10階、ハワイらしい眺望+ライブ感のパノラマ景色を占有

今回アサインされた部屋は10階になります。タワーウィングは20階+PF階の21階建てなので、階層的にはちょうど真ん中になりますが、景観という意味での高さは十分で正面の海やビーチ、左手のダイヤモンドヘッド、右手のホテル群などハワイらしい素晴らしい眺めでした。左手にあるヒストリックバニヤンウィングが6階建てなので景観の邪魔にならず、むしろ良いアクセントになっていました。また、騒がしすぎない程度に地上のライブ感も伝わってくるなど360度にわたって様々な眺めを楽しめる為、ラナイに何時間いても飽きずに過ごせました。これから宿泊される方は、本記事の写真がタワーウィング10階の眺めとして基準にして頂ければと思います。

オーシャンフロントの大型ラナイは、海に突き出している感覚に

他の部屋の通常ラナイに相当するセカンドラナイはダイヤモンドヘッド鑑賞に最適

海に向かって左手のダイヤモンドヘッドビュー

正面のオーシャンフロントビュー

海に向かって右手の真珠湾ビュー(ロイヤルハワイアンやシェラトンがこの位置に)

セカンドラナイから見下ろしたホテル全景

ダイヤモンドヘッド側からのサンライズ

正面からのサンセット

部屋でのワイン&食事は「96シリーズ」の醍醐味

いつもなら旅行時は外食中心になりますが、素晴らしい部屋にアサインいただいた為、ワインやビールを買い込みつつスーパーの総菜やテイクアウェイを多用し、積極的に部屋食をしていました。朝も昼も夕方も、ラナイで海を眺めながらのワイン&食事は忘れられない至福の一時でした。

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ダイヤモンドヘッドと赤ワイン

モアナサーフライダーの満足度は部屋(景観)次第

モアナサーフライダーは3つの宿泊棟で構成

モアナサーフライダーに限らずビーチリゾートのホテルの満足度は部屋(景観)に比例します。もちろんその分お値段も比例してしまうのですが、少しでもコスパを高める為にはお目当てのホテルの構造を知って、事前に部屋指定をしたりチェックイン時に交渉することで、満足度が高まる可能性がアップします。今回の宿泊は偶然が重なり、私自身そこまでモアナサーフライダーのことは知りませんでしたが、素晴らしい部屋にアサインいただき、改めて部屋(景観)の重要性を認識しましたので、経験をもとに構造をチェックしてみました。

モアナサーフライダーは、歴史のある順に、「ヒストリック・バニヤンウィング」「ダイヤモンドウィング」「タワーウィング」の3棟があります。歴史のある順=設備の古い順となり、展望の関係もあり人気順は逆となります。写真をご覧の通り、21階建てのタワーウィングの半分はダイヤモンドヘッド側、またラナイ(チェアやテーブルのある少し大きめのベランダ)が張り出しているのでオーシャンビューを期待できる構造になっています。どの棟で予約するか迷ったら、タワーウィングのオーシャンビューで間違いないと思います。ちなみに、21階はPF(ペントハウス:最上階の特別仕様の部屋、スイート オブ スイート)となります。

ビーチ側から見たモアナサーフライダーの構造
モアナサーフライダー公式HP:https://www.marriott.com/ja/hotels/hnlwi-moana-surfrider-a-westin-resort-and-spa-waikiki-beach/overview/ を元に当方にて加筆

フロアマップと部屋番号の関係

情報が少ないタワーウィングのフロアマップと部屋番号の関係、建物全体写真から分かる通り構造上全フロア共通の間取りになっています。どのフロアも、部屋番号の末尾2桁が重要になり、末尾2桁が偶数の部屋はダイヤモンドヘッド側、奇数の部屋が真珠湾(EWA)側となります。また、海側に近いほど部屋番号が大きくなり、山側に近いほど部屋番号が小さくなります

従って、ダイヤモンドヘッドの展望を期待するなら、末尾2桁が偶数の部屋が必須、海の展望を期待するなら末尾2桁が大きい部屋が必須となります。

この2つの要素を完璧に満たす部屋が、部屋番号下2桁のシリーズ名で呼ばれる以下の3つになります。

  • 96シリーズ(ダイヤモンドヘッド側のオーシャンフロントスイート)
  • 95シリーズ(真珠湾側のオーシャンフロントスイート)
  • 94・92・90・88シリーズ(ダイヤモンドヘッド側の海寄り、特に94・92が人気)

尚、メイン棟のヒストリック・バニヤンウィングの最上部はタワーウィングの7階あたりに相当するので眺望を確保するなら8階以上は欲しいところ、高層階であればあるほど86-72の部屋でもダイヤモンドヘッド&海を展望しやすくなります(例:低層階の90よりも高層階の74の方が展望が良い)。また、71・72の部屋はカラカウア通り側に張り出したラナイもあり、スイート以外で合計2つのラナイがある少しお得な角部屋となります。

タワーウィング内の構造(フロアマップと部屋番号)

ベランダの柵(サク)と壁(カベ)の関係

モアナサーフライダーのベランダ(ラナイ)は、柵(サク)と壁(カベ)が入れ子構造になっています。サクは足元から大人の胸の高さまで展望が望めるサクのみ、カベは足元から大人の腰下の高さまではコンクリート壁で腰下から胸の高さまでがサクとなっています。展望重視ならもちろんサクの部屋ですが、ややこしいことに同じ末尾2桁でもフロアでサクとカベの配置が異なります。説明がしづらいので公式HPから写真を引用させていただきます。

立ち上がった時に見える景色は柵でも壁でも変わらないので展望する上で致命的では全くないのですが、ソファに座った時の景色は全く異なります(座った時の足元の目線は壁になる)。気になる方や少しでも展望を重視するなら「柵(サク)」の部屋が望ましいです。特に、96シリーズ、95シリーズのスイートに宿泊する場合、オーシャンフロントに突き出したベランダも同じ構造になるので注意が必要です。96シリーズ、95シリーズであれば柵の偶数階を積極的に狙いましょう

ダイヤモンドヘッド側「柵(サク)」のベランダ
モアナサーフライダー公式HP:https://www.marriott.com/ja/hotels/hnlwi-moana-surfrider-a-westin-resort-and-spa-waikiki-beach/overview/

ダイヤモンドヘッド側「壁(カベ)」のベランダ
モアナサーフライダー公式HP:https://www.marriott.com/ja/hotels/hnlwi-moana-surfrider-a-westin-resort-and-spa-waikiki-beach/overview/

96・95のスイートは偶数階が柵、奇数階が壁となり、それ以外の部屋はスイートを基準に一部屋おきに柵と壁が互い違いの配置となりますので、事前にフロアと部屋番号が指定・希望できるプラン場合は留意ください。また、部屋カテゴリーの指定のみの場合でも、チェックイン時に希望があれば上(下)の階で同じ番号の部屋は空いてます?など聞いてみるのもアリかもしれません。

偶数階のサクとカベ

奇数階のサクとカベ

マリオットTitanium会員ならスイートへのSNA申請が可能

SNA申請の結果は大成功

結果は空室状況と運次第になりますが、マリオット チタン会員(Titanium)ならSNAでペントハウスを含むスイートへのアップグレード申請が可能です。

マリオットや旅行関連のブログでは、モアナサーフライダーのSNAは「タワープレミアオーシャン」までという情報が通説になってますが、これはマリオット プラチナ会員のケースと思われます。実際に、私はSNA申請の少し前にチタン会員(Titanium)に切り替わっており、チタン会員(Titaniumu)の選択式特典でSNAを選択、そのままモアナサーフライダーのSNAを申請しました。その際に、「ペントハウス」「タワープレミアオーシャンスイート」「タワーオーシャンスイート」「ヒストリックバニヤン オーシャンスイート」が選択できました

元の部屋はポイント最安の「ダイヤモンドシティ」。一発逆転を狙い、部屋数が極小の「ペントハウス」と魅力のない「ヒストリックバニヤン」は除外し、「タワープレミアオーシャンスイート」「タワーオーシャンスイート」を本命に、補欠として「タワープレミアオーシャン」の3カテゴリーを選択して5日分のSNAをそのままブチ込みました。

結果、チェックインの5日前に、本命の「タワープレミアオーシャンスイート」へのアップグレード通知が届きました

左:SNA申請成功の通知  右:アップグレード後に更新された予約情報

尚、今回は全5日間ポイント宿泊でしたが、ポイントかキャッシュかは結果に関係無さそうで、SNAが最高の形で成功しました。クリスマスを含む年末の5連泊でしたので正直「タワープレミアオーシャン」でも御の字くらいの気持ちでいましたが、チタン会員効果恐るべし。渡航前にこの知らせは大変嬉しかったです。

マリオット特典会員は可もなく不可もなく

マリオット会員の主な特典は写真の通り。主な特典は以下の2つでしょうか。コロナ前はクラブラウンジもあったようですが、2023年12月時点ではクラブラウンジは閉鎖のままでした(場所はそのままでした)。

  • プラチナ会員以上でウェルカムギフトとして2名分のコンチネンタル朝食が選択可能(もしくはブッフェ・アラカルトメニューから1人あたり18ドル割引 ※サーフライダーカフェでも適用可能)
  • ゴールド会員以上で折り畳み式のビーチチェア無料貸出し

ちなみに、ポイント宿泊でも全く使い途の無い40ドル強/泊(税サ別)のリゾートフィーはしっかり徴収されます。

チェックイン時に渡されたマリオット会員特典の案内

モアナサーフライダーで過ごした5日間、控えめに言って最高の想い出になりました。

カラカウア通りからタワー棟に直接出入りできる入口

クリスマスツリ装飾の正面玄関

暗がりに映えるワイキキの貴婦人

今回、ハワイ旅行の前半ではロイヤルハワイアンに宿泊していました。ロイヤルハワイアンの宿泊記はこちらを参照ください。

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