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2024-04 欧州② セント パンクラス ルネッサンス ホテル ロンドン宿泊記

GWにかけて英独周遊8泊10日の欧州旅行、最初の滞在地ロンドンではセントパンクラス ルネッサンスホテル ロンドン(St. Pancras Renaissance Hotel London)に3泊滞在。ユーロスターの出発駅となるセント・パンクラス国際駅の構内にあり、ヴィクトリア様式を代表するエレガント外観のホテルです。内観含め素晴らしい建物は写真映え抜群、ヒースロー空港まで地下鉄直通&観光にも抜群の立地は申し分なく、ロンドン滞在におススメのホテルでした。

セントパンクラス ルネッサンスホテル ロンドン(大きすぎて全景が入らない)
今回のTips
  • ヴィクトリア様式の建物はハリーポッターそのままの圧倒的存在感
  • 空港直通&地下鉄6路線の立地は観光にも移動にもアクセス抜群
  • 「The Chambers Club」はスイート宿泊 or チタン会員以上で利用可

セントパンクラス ルネッサンスの宿泊サービス

マリオット チタン会員としての特典

セントパンクラス ルネッサンスの客室は一般客室棟のBarlow House(バーロウハウス)とスイート客室棟のChambers Wing(チェンバーズウィング)に分かれており、今回はBarlow Houseのスーペリア・ツインに宿泊(何と写真を失念!) 。

マリオット チタン会員としてチェンバーズウィングへのアップグレードを期待していましたがそこは残念。代わりにチェンバーズウィング宿泊者専用のラウンジ「The Chambers Club」へのアクセス権をいただきました

THE・会員専用ラウンジと呼ぶに相応しい「The Chambers Club」の内観

尚、ラウンジ利用可能な宿泊者は、朝食はラウンジでもバー&レストラン「Booking Office 1869」のどちらでもOKとのことでウェルカムギフトはポイントを選択。この他、レイトチェックアウトの提案も受けましたがチェックアウト日は午前中に出発する為、遠慮しました。

朝食の会場にもなるBar&レストラン「Booking Office 1869」

レセプションが面白い造りになっています(到着後で浮かれていたのかこちらも写真を失念)。正面玄関から入ると奥に向かって開放的なロビーバー&ダイニングの「The Hansom」があり、右手にあるBooking Office 1869に向かう扉の先に”むき出し”のレセプションカウンターがあります。チェックイン時にはウェルカムドリンクとしてスパークリングワイン、炭酸水、水を選択出来ましたが会員ステータスによるものかどうかは不明でした。

日中は開放的な「The Hansom」も夜になると一気にムーディーに

「The Chambers Club(チェンバーズクラブ)」

アクセス権をいただいた前述の「The Chambers Club」はいわゆるマリオット系ホテルのラウンジではなく、あくまでも当ホテルのチェンバーズウィング(スイート客室)専用のラウンジ(つまりマリオットの規約外)の位置づけになるそうです。ということでプラチナ会員はNG、チタン会員以上に特別措置としてアクセス権を付与しているそうです(2024年はチタン会員だったのでありがたや)。

朝食、アフタヌーンティー、オードブル&カクテルタイムとして7:00~22:00まで開いています(アルコール類は17:00~20:00まで限定)。

営業情報、追加料金を払うことでゲストを呼ぶことも出来るそうです

オードブル&カクテルタイム時はシャルキュトリー類やチーズ、サラダなどコールド系の他、いくつかのホット系フードがあり、日替りで本日のお勧めホットフードが提供されます。アルコールはスパークリングワイン、白ワイン、赤ワイン、リキュール類の他、冷蔵庫にはソフトドリンクと地場の瓶ビールが3種類ありました。シャンパーニュや銘柄ワインなどを有料で注文することもできます(メニュー有)。

この日のお勧めホットフード(チーズバーガー)と地場ビール

一度訪問すれば何てことは無いのですが、初見ではとても分かりづらい「The Chambers Club」の場所と入口。館内案内図などにも出ていない為、初訪問時はスタッフの方に尋ねました。レセプションからBooking Office 1869に向かい、レストラン受付の向かいちょっと横にひっそりと入口が存在し、入室時はルームキーでロックを解除します。尚、チェンバーズウィング宿泊者は、チェンバーズウィングから直接中に入れる構造になっています(内部の螺旋階段を利用)。

分かりづらい入口と重厚&意外と広いCLUB内

「Booking Office 1869(朝食)」

3日間ともバー&レストラン「Booking Office 1869」でいただきました。「The Chambers Club」利用可能な宿泊者は、朝食はラウンジでも「Booking Office 1869」のどちらでもOKとのこと。マリオット プラチナ会員はウェルカムギフトとしてレストランでの朝食を選択できるようです。

受付するとテーブルに案内され、ドリンクを聞かれた後で有料の朝食メニューを渡されます。インクルーシブな朝食利用の場合、コールド系のブッフェ+アラカルトから1人1品を無料で選べるとのこと(ブッフェ台にはコールド系フードやパン、フルーツのみが並んでいおり、ホット系フードはありません)。受付時に部屋番号を伝える以外、特に伝票は渡されず退出時もサイン等は不要です(そのまま出てOK)。

「Booking Office 1869」の朝食メニュー

1日目はオムレツ、2日目はエッグロワイヤルを選択(またしても写真を失念!)、3日目は英国名物「フルイングリッシュブレクファスト」を選択しました。トーストは標準で付いており、噂に違わぬものすごいボリューム! が、不思議と美味しくベイクドビーンズ以外は食べきりました。写真に写っている4つの小瓶のうち2つはジャム、1つはケチャップ、もう1つは英国らしくブラウンソースです。

英国名物「フルイングリッシュブレクファスト」、奥に写っているのはオムレツ

コールド系のブッフェ台

ラウンジでさっと朝食を済ませても良かったのですが、元々は駅のチケット売り場だったという「Booking Office 1869」の内装・雰囲気が素晴らしく3日とも通いました。夜も利用したかったのですが、連日込み合っていてBARコーナーでも待ちという状況(この為、ホテル近場のPUBに繰り出しました)。早めの朝食にして人気の少ないBooking Office 1869を堪能しました。

天井が高く大きなステンドグラスに囲まれた空間
カウンターバーとテーブルコーナー

セントパンクラス ルネッサンスの立地

交通網的にとにかく便利

ヒースロー国際空港直通のPiccadilly Lineを含め地下鉄6路線が通る「King's Cross St. Pancras駅」に直結しており、とにかく便利でした。イギリス国内の郊外へ向かう特急や路線の発着駅となるKing's Cross駅やフランスへ向かうユーロスターの他、ヨーロッパ各地へ向かう特急の発着駅となるSt. Pancras駅にほぼ直結しています。今回の旅行では利用しませんでいたが列車旅をする場合にも重宝すること間違いなしの立地です。

地図中央右下にホテル、下に向かうと大英博物館(徒歩も可)

早朝に「PLATFORM 9 3/4」に出かけて独り占め状態で撮影

映画ハリーポッターで有名な「PLATFORM 9 3/4」はKing's Cross駅にあり、列車に乗らなくても撮影スポットまで近寄り写真を撮ることが出来ます。観光スポット化しており日中は大賑わいな為、2日目の朝食前(7時前)にふらっと出向いて無人のスポットで写真撮影してきました。小物のスーツケースは片付けられていますが、独り占め状態で撮影できるのはハリポタファンから言わせれば羨ましいとのことでした(私自身は映画は好きですがコアなファンではない)。

左:日中(小物アリ&実は大混雑、入替時に撮影) 右:早朝(小物ナシ&無人状態)

周囲にはPubやスーパーもあり困ること無し

別で紹介するロンドンパス(The London Pass)で使えるホップオン・ホップオフバスの乗り場も直ぐ近くにあります。また、ホテルから数分歩けばいわゆるPubも数軒あり滞在中にも訪問しました。King's Cross駅やSt. Pancras駅には飲食店や雑貨店、小さなスーパーも入っているので滞在中の生活に困ることはありません。

滞在中に訪問したホテル近くのPub

ヒースロー国際空港まではPiccadilly Lineで1本

ヒースロー国際空港まではPiccadilly Lineで1時間弱かかりますが本数も数分毎と多く片道5.6£と最安。Heathrow Express(25£+パディントン駅までの地下鉄)やElizabeth line(12.8£+停車駅まの地下鉄)は高い割に乗り換えや待ち時間を含めるとそこまで時間は変わらないので、滞在ホテルの最寄駅がPiccadilly Lineの駅近ならPiccadilly Lineをお勧めします

セントパンクラス ルネッサンスの外観

St. Pancras駅と直結した圧倒的な存在感の外観は何度見ても見飽きないほど。映画ハリーポッターに登場するKing's Cross駅はすぐお隣ですが、映画の中で建物に使われたのはこのSt. Pancras駅(St. Pancras Renaissance Hotel London)なのだとか。どうりでどこかで見たような気がした訳です。

ロンドン再訪の際はまた滞在したいと思えるホテルでした。

ヴィクトリア様式の代表的構造物は圧倒的存在感①

ヴィクトリア様式の代表的構造物は圧倒的存在感②

夜は日中とは違った存在感&雰囲気
建物を抜けた先にはSt. Pancras駅
ユーロスターが勢揃い

次の記事では2日間に渡ってロンドンパス(The London Pass)をフル活用したロンドン観光記を届けたいと思います。