エミレーツ航空 A380のビジネスクラスには何と本格的な「BAR」が存在。何のことかと思うかもしれませんが、本当に飛行機の中にBARがあるんです（A380限定）。座席はビジネスクラスとしては標準的な設備ですが、ファーストクラスのシャワールーム同様にA380の機体の広さを活かす発想はオイルマネーならでは。ファーストクラスの搭乗記と併せてビジネスクラスの搭乗記も書き起こしてみます（2017年搭乗 EK384 バンコク→香港）。
- エミレーツ航空の機上「BAR」は体験の価値あり
- バックバーとカウンター、ソファ完備の「BAR」はお店仕様
- 専属のバーテンダーが常駐する「BAR」は手抜き無しのサービス
エミレーツ航空 A380 ビジネスクラスは通常タイプ（特徴無し）
まずはエミレーツのA380 ビジネスクラスの座席・食事紹介です。エミレーツ航空と言えどビジネスクラスの座席自体はよくあるタイプ。1-2-1タイプの前方座席に足を入れ込むフルフラットシートです。唯一の特徴として、各座席にミニバー的な感じで予め5種類ほどのソフトドリンクが備わっています。
エミレーツ航空 A380の神髄はビジネスクラス後方の「BAR」
エミレーツ航空A380ならではの特徴にして常識外れの設備は、ビジネスクラス後方にある「BAR」です。本当にBARがあるんです、それも20人くらい飲めるようなBAR、ちょっとした立ち飲み屋クラスのBARが。噂には聞いていましたし写真も見ていたのですが、地上数千フィート上空でこんなものがあるのかと確かめてみたかったのも今回搭乗した理由の一つ。実際に体験してその発想に驚愕、まずは設備紹介から。
もう、ちょっとしたお店ですよね。こちらは離陸前の準備のシーンですが、皆、物珍し気に寄ってきます。この日は欧州系の乗客が多かった模様、私の主観ですが欧州系の方はPUB文化もあり無類の立ち飲み好きという印象があります。皆、開店を前に「いつ開くんだ？準備は出来ているぞ」と意気込んでいる様子でした。
離陸して程なく開店。先ほどの準備スタッフが2名、BAR専属のスタッフとしてカウンターに入りサービスしてくれました（CAさんながらバーテンダー）。短距離路線とは言え一切の手抜き無し、おつまみも数種類用意され、カクテルもその場でオーダー、その場でシェイク、地上のBARそのものです。これには欧州系の方々も大満足の模様、私も含め皆、席には戻らずBARで過ごし、初対面の乗客同士で話が弾むという何とも不思議なフライトでした。こちらのBARでカクテルをオーダーし、座席に持ち帰る（持ってきてもらう）ことも可能です。これ、長距路線ならエンドレス居酒屋になりそうな匂いを感じました。「BAR」を体験する為だけでも、にエミレーツのA380に乗る価値はあると思います。
エミレーツ航空EK384/EK385はとてもお得な「以遠権」路線
今回利用したのはバンコクから香港までのEK384便。バンコク－香港のエミレーツ航空路線は「以遠権」と呼ばれる特殊航路で、短距離便ながら大変コスパ良く搭乗できる路線で有名です。復路のEK385便、香港からバンコクまではファーストクラスに搭乗しましました。搭乗時の予約履歴を引っ張り出してみると、往路ビジネスクラス（EK384）/復路ファーストクラス（EK385）の合計でTHB 25,780、当時のレートで日本円にして8.5万円ほどでチケットを購入していました。
気になって調べてみたら、現在でもTHB27,335ほどで購入できるようです（円安の影響もあり日本円にすると11万円強）。以遠権のからくりや詳細は別の記事で紹介したいと思います。香港からバンコクまでのファーストクラス搭乗記は下記を参照ください。
バンコクではエミレーツ航空ラウンジがあり利用可能です。エミレーツ航空のラウンジは、本国以外でも通常のラウンジのクオリティを遥かに凌駕しており、エアライン好き、空港好きな方であれば必見です。
