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「ジャーマンレイルパス ツイン」最安&オンライン購入方法(2024年3月:DB公式サイトで販売無し)

この記事では、DB(ドイツ鉄道)から発券される「ジャーマンレイルパス(German Rail Pass)」、2人用の割安な「ツイン」の購入方法についてTipsを紹介します。ジャーマンレイルパスはICEやECを含むDB全路線乗り放題チケット(一部私鉄・国外路線を含む)、日本で言えば「北海道から九州までJR各社の新幹線・特急・一般路線の”全て”が乗り放題になるチケット」。鉄道網の発達したドイツ旅行では重宝します。

ジャーマンレイルパス(ドイツ版新幹線・特急を含むJR全線乗り放題チケット)
今回のTips
  • ジャーマンレイルパスはドイツ周遊に必須の鉄道パス
  • ICE・ECを含むDB全路線・全鉄道に予約不要で乗車可能
  • 「ツイン」は「DB Regio Ticketshop」でオンライン購入可能

ジャーマンレイルパスの概要

ジャーマンレイルパスはDB(ドイツ鉄道)から発行される鉄道パスで、以下の4つの変数を組み合わせてパスを購入します。

  • 利用者(大人:28歳以上、若者:12歳~27歳、ツイン:大人2名)
  • 日数(3日、4日、5日、7日、10日、15日)
  • 使用日(連続日で使用、任意の日で使用)
  • 等級(1等車、2等車)

大人2名であれば「ツイン」を購入した方が、大人2名分を別々に購入するよりもかなり割安になります。日数、使用日、等級は同じでなければならず、同じ列車に同乗していなければならないなどの制約はありますが、通常の旅行なら特段問題はないので大人2名以上であればツインを組み入れた購入が基本になります。

ドイツ周遊の際は、中遠距離路線でICE(新幹線)やEC(特急)は必須になります。ジャーマンレイルパスの一番のメリットは「ICE・EC含むドイツ鉄道全路線・全列車の何時のどの路線に乗ってもよい」ということ。ドイツに限らず欧州の列車は極端な早割制度を導入しており、早期予約&変更不可の運賃と、変更可or当日予約の運賃にはかなりの差があります。従って、旅行の自由度を高めたい、直前まで行先や時間を検討したい、という場合にはジャーマンレイルパスが最も望ましい選択肢になります。別途有料で「指定席」のみ予約することも可能です。

3日以上、ガッツリとICE・ECに乗車する予定があれば、コスト的にもパス利用の方がお得になるケースが多いように思います。また、近郊の一部のドイツ国外の都市(ザルツブルク、ブリュッセル、ヴェネチアなど)にも行くことが出来ます。

ジャーマンレイルパスはドイツ全土+近隣国の一部で使用可能

DB公式サイトでツインパスがオンライン購入できない

本題です。2024年4月~5月にかけてドイツでの5泊を含む欧州旅行を予定しており、各種予約やチケット手配の準備をしている過程で、「ジャーマンレイルパス ツイン」を購入しようとしたら、DB(ドイツ鉄道)の公式サイトからは、どうやってもツインパスに辿り着けないという事態に。2人旅行のドイツ5日間滞在中、3日だけ中遠距離移動をしたかったので3日間連続使用タイプのツインパスが欲しかったのですが。。。

DB公式の「ジャーマンレイルパス」の案内ページ、リンクを踏むと外部業者へ

DB公式サイトからジャーマンレイルパスのリンクを踏むと、「Powerd by interrail eurail」と表示される外部業者の販売サイトに誘導されてしまい、ツインパスがメニューに表示されません(ドル表示とユーロ表示に注意しましょう、ドル表示のままだと割高に見えてしまいます)。

少し前から、ツインタイプのジャーマンレイルパスが「オンラインで買えなくなった」との噂が海外サイトでも取り上げられていました

上記の公式サイトから入手できるジャーマンレイルパスの定価表

DB Regio Ticketshopでツインパスがオンライン購入可能

DB Regio TicketshopとDBの関係

丁寧にDB公式サイトの注記を読むと、ジャーマンレイルパスはDBの主要駅の窓口(日本で言うところの緑の窓口)かDBの代理店から購入可能、ツインパスが購入できるのはこの方法のみ、と書いてあります。ドイツ鉄道主要駅の窓口であれば確実に購入出来るとのことですが、可能ならドイツ到着前に確実に手配・入手しておきたい。また、旅行代理店などでは取り扱いがあるようですが手数料が乗っているため割高、出来ればDBから直接&最安の定価で購入したいところです。

色々調べてみた結果、DBグループの販売代理店「dbregio-shop」のサイトにて、連続タイプ(Consecutive)のジャーマンレイルパスが定価購入出来ることが分かりました連続タイプのツインもこちらで販売していましたので迷わずオンライン購入。すぐにメールでPDFファイル形式のプリントアウトチケットが届き、「ジャーマンレイルパス/3日/連続使用/ツイン」を定価(454ユーロ、手数料無し)で無事に入手することが出来ました。

「dbregio-shop」はDB Regio Ticketshopと表記されサイト左上にはDBマーク、左下には「© Deutsche Bahn AG」と記載があるのでDBグループに間違いないと確信し、特に不安はありませんでした。

dbregio-shopの購入画面

DB Regio Ticketshopでの購入方法(やや癖アリ)

購入方法は、「1.チケットを選び必要事項を入力」「 2.確認」「 3.購入者情報入力」「 4.支払情報を入力」「 5.認証」「6.確認」 という至ってシンプルな流れですが、随所でやや癖があるので注意事項を記載します。

1.チケットの必要事項を入力

  • Offer:チケットの種類を選択(連続使用のツインが選べます!
  • Class:1等車 or 2等車を選択
  • Name fellow traveller:同行者の名前を入力(ツイン選択時に表示)
    ※自分の名前ではなく、同行者の名前であることに注意!
  • Valid on/from:開始日を選択
  • Passport number:自分のパスポート番号を入力
  • Ticket is for me or Ticket is for someone else:自分用なら前者を選択
    ※代理購入であれば、利用者情報の登録欄が表示されます

2.確認

  • 購入後の変更は不可なのでしっかりと確認、この段階で変更・修正可

3.購入者情報入力

  • 事前にアカウント登録すれば入力不要(アカウント登録なしで購入も可)
  • 事前にアカウント登録していない場合はここで購入者情報を入力

アカウント登録は購入にあたって必須ではありませんが、履歴が残るので登録しておいた方が無難。但し、DB公式サイトのアカウントとこちらのアカウントは異なります。また、私だけのケースかもしれませんが、英語サイトからアカウント登録するとアカウント登録認証がうまくいかず苦労、ドイツ語サイトからアカウント登録することで無事に登録することが出来ました

4.支払情報を入力/5.認証/6.確認

  • 4.各種クレジットカード可
  • 5.カード会社の認証システムにて決済、この段階で購入完了
  • 6.決済前の最終確認ではなく、決済後の購入確認なので注意!

近年、クレジットカードの不正利用が横行しているせいか、クレジットカード会社によっては5の認証の段階ではねられ、決済が完了しません(当然ながら購入・支払いされていない状態)。実際に、私も当初はねられてしまい購入できませんでした(不正利用の恐れがある為、・・・的な表示でエラー)。日本のカード会社にとっては見慣れないDB、それなりに高額という決済なので検知システムに引っ掛かってしまったのでしょう。クレジットカード会社に連絡して事情を説明、「dbregio-shop」の決済を通るようにしてもらい無事に購入出来ました

購入の流れは至ってシンプルも随所に注意点あり

ツインパス購入時は「Name fellow traveller(同行者の名前)」に注意

Flexiのツインは現地窓口または取り扱いのある旅行代理店のみ

「dbregio-shop」から無事にジャーマンレイルパスのツインパスを購入することが出来ましたが、このサイトから購入できるのは「Consecutive」という指定期間の連続日で使用するタイプのツインパス限定になります

「Flexi」という指定期間内の任意の日で使用できるタイプは、残念ながらこちらのサイトでは購入することが出来ません。購入時点で利用日が決まっているConsecutiveと異なり、Flexiは実際の利用日を書き込む or 刻印する必要があり、紙タイプのチケットにならざるを得ない為と推測します。旅程によってはその分使い勝手も良い為、Consecutiveに比べてFlexiは定価も高くなっています。

「Flexi」のツインパスは、現状では現地のドイツ鉄道窓口か、取り扱いのある旅行代理店で購入するしかなさそうです。ドイツ鉄道窓口であれば定価で買える反面、現地に着くまで入手できない。旅行代理店であれば事前に入手可能出来る反面、手数料が乗って割高になるなど、いずれもメリット・デメリットを見極めましょう。

英語・ドイツ語に不安なら日本語表記&定価の「kkday」がおススメ(但し、ツインパス以外)

尚、ツインパス以外の単独パスであれば、海外現地アクティビティを日本語で楽々予約・簡単決済可能なオプショナルツアー専門の「kkday」がおススメです。色々と調べる過程でkkdayも見たところ、ジャーマンレイルパスは手数料なしの定価販売されていました。日本語表記・サポートで購入者からも高評価でしたので安心だと思います。ツインタイプはありませんが、単独タイプであればConsecutiveとFlexiの両方に対応しています。

ジャーマンレイルパス(kkday:日本語)

ジャーマンレイルパス ツインの購入、やや手こずったこともありTipsとして記事にさせていただきました。購入予定の方の参考になれば幸いです。